スキンケアをオリーブオイルのみで行うシンプルな美容法をご紹介します。

普段から聞き慣れている「スキンケア」とは、そもそもどんな意味なのでしょう。スキン(Skin)は肌や皮膚、ケア(care)は予防やお手入れのことで、つまりお肌のお手入れを意味します。人によって程度の差はありますが、毎日、ごく当たり前のようにやっているのがスキンケアです。

スキンケアは、外から受ける乾燥や紫外線などの影響からお肌を守り、うるおいを保つ目的で行うのが一般的です。洗顔後やお風呂上がりは、お肌の皮脂量が少ない状態ですので、できるだけ早くスキンケアで保湿し、お肌にうるおいを与えてあげることが大切です。

沢山のスキンケア化粧品を使い、じっくり時間をかけてお手入れ!!楽しい時間ですよね。でも、お肌の状態があまり良くならない、本当はもう少し簡単で効果的な時間を気にしないスキンケアをしたい…と思う方もいるかもしれません。そんなとき、ご自身のスキンケアを思い切って“シンプル”に変えてみることも選択のひとつではないでしょうか。

お肌は本来、皮脂によって自然に保湿する力やバリア機能をそなえています。お肌のバリア機能は環境の変化や、年齢を重ねることで少しずつ弱まっていきますが、オリーブオイルの美容成分はそれらを補ってくれる働きを持ちます。肌をオリーブオイルで補いお肌が本来持っている作用を助けるシンプルなスキンケアが、肌本来の美しさを引き出すお手伝いをします。

オレイン酸やビタミンE、ビタミンA、スクワレン、リノール酸、ポリフェノールと、お肌を保湿したりトラブルから守ったり、健やかにする成分が豊富なオリーブオイル。それだけに、オリーブオイル1本あればできるスキンケアはたくさんあります。オリーブオイルのみでできる美容法をいくつかご紹介しましょう。

・オリーブオイルで洗顔

美容オリーブオイルを大さじ1杯ほど手にとり、顔になじませながら毛穴の汚れを浮かせるようにマッサージします。その後、オリーブオイルをぬるま湯で洗い流します。

・お風呂上がりにひじ・ひざ・かかとケア

知らず知らずのうちにテーブルにひじをついたり、畳や床の上で立てひざになったり…。こうした姿勢が負担をかけ、皮膚へのダメージになり、ひじやひざは硬くカサつきます。また、かかとも乾燥しやすい部位。お風呂に入った時に、まず各パーツをきれいに洗いましょう。その後、オリーブオイルをぬって保湿してあげましょう。継続することで、しっとりやわらかなお肌になります。

・くちびるの保湿に

くちびるが乾燥しやすいときにも、オリーブオイルが効果的です。唇になじませるだけではなく、オリーブオイルをたっぷり塗った唇をラップでパックすると、冬の乾燥も気にならないくらい健康的な唇に。

・パサつく髪の先に

パサつきを抑えたいときは、スタイリング前にオリーブオイルを少し、髪になじませブローするのも効果的です。多すぎるとベタついてしまうので注意が必要です。

・ハンドケアに

肌にすーっとなじみやすい特長を持つオリーブオイルは、働きものの手指の保湿にもおすすめです。うすく保護するように手の甲〜指先に伸ばし、よく揉み込みましょう。

・割れやすい爪、指先にも

乾燥すると、爪は割れやすくなったり、ささくれたり、指先は荒れがちになります。オリーブオイルを少し、爪と爪のまわりの皮膚になじませることで、つやつやとしたうるおいのある柔らかな指先になります。

オリーブオイルは、全身のどこに使ってもやさしい美容オイルです。
ご自身のお肌と相談しながら、オリーブオイルのみのスキンケアで美肌をめざしてみませんか？